更年期時に起こる口や喉の渇き(ドライマウス)。口周りの筋力アップをしつつ、サプリメントや水分補給で症状を改善!

更年期に入ると様々な体調の変化があり、日常生活に大きな影響を与える症状も多々あります。

その中には口や喉の渇きを感じる症状があり、更年期に入った女性の多くが体感する症状の一つとなっています。

そこで、この記事では更年期による口や喉の渇きといった口腔内の症状について深堀し、症状や原因、対処法などを紹介していきます。

更年期による口や喉の渇きの症状

更年期による口や喉の渇きは、更年期以外の疾患でも同じような症状が現れることがあるのですが、そもそもどんな症状なのか分からないと対処することもできません。

そこで、ここでは口や喉の渇きの症状について紹介していきます。

軽度のドライマウス

ドライマウスとは唾液の分泌量が低下して口が乾燥した状態のことを指すのですが、広い意味でのドライマウスは唾液の分泌量の低下だけではなく、口の乾燥を自覚する症状の全てを指すことになります。

まずはドライマウスの軽度の症状についてですが、主な症状として口の中がネバネバしたりヒリヒリするなどが挙げられ、歯垢やう蝕の増加、口臭などもドライマウスによる軽度の症状に含まれています。

普段の生活の中では、異常な喉の渇きや口の乾燥を感じる他には、食べ物が上手く飲み込めないなどの違和感がある場合はドライマウスの疑いがあります。

重度のドライマウス

口や喉の渇きで考えられる症状の一つであるドライマウスは、軽度の場合は不快感や違和感といった症状となっているのですが、ドライマウスが重度になると普段の生活に支障がでてくる場合があります。

唾液の分泌量が低下して口腔内の乾燥が進行することで現れる症状は、強い口臭や舌の表面のひび割れ、痛みによる摂食障害、会話しづらいなどが挙げられます。

また、場合によっては不眠を引き起こすこともありますので、口や喉の渇きを放置してしまうと普段の生活に大きな影響を与えてしまいます。

過度のストレスによってドライマウスの症状の悪化とは別に、うつ病などの精神疾患に繋がってしまう可能性もありますので注意が必要です。

更年期による口や喉の渇きの原因

更年期によって口や喉の渇きは、症状は自覚することができても原因までは分からないという方も少なくないと思います。

この原因を知ることによって対処や相談なども行いやすくなると思いますので、ここからは口や喉の渇きの原因をいくつか紹介していきます。

ホルモンバランスの乱れ

女性の場合は、月経の直前や月経時になるタイミングで普段よりも喉の渇きを強く感じるという人が多い傾向があります。

この時期になると、卵巣から出る女性ホルモンの一つである黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えることでホルモンバランスが変化し、唾液を分泌するために働く自律神経に影響を与えて唾液が減少します。

このホルモンバランスの変化は更年期の代表的な症状でもありますので、更年期になるタイミングで口や喉の渇きという症状が出やすくなるのですが、これを自律神経が影響していると決めつけるのは危険な場合があります。

特に、40代後半の更年期にさしかかった女性に注意して頂きたいのですが、口や喉の渇きだけではなく、目の渇きも感じるようならシェーグレン症候群の疑いがあります。

このシェーグレン症候群とは、自分の体を免疫細胞が攻撃してしまう自己免疫疾患となっており、遺伝やウイルスの他にもホルモンの影響が原因と考えられています。

口や喉の渇きを医師に相談する場合は現れている症状を明確に伝えるようにしてください。

エストロゲンの減少

更年期による症状として多汗や頻尿などがあるのですが、この多汗や頻尿の影響で口や喉の渇きに繋がってしまう可能性があり、この要因と考えられるのがエストロゲンの減少となっています。

エストロゲンには皮膚や粘膜を保護して潤いを保つ働きがあるのですが、自律神経のバランスが崩れることによってエストロゲンが減少し、唾液の分泌の調整も乱れてしまって口や喉の渇きという症状に繋がります。

薬の服用

唾液の分泌量が減ること口や喉の渇きという症状が現れるのですが、薬による影響というのも唾液を減らす原因の一つとなっています。

薬の服用は年齢を重ねることで飲む機会が増えてしまうと思うのですが、花粉症の薬や睡眠剤、抗うつ剤、糖尿病の薬、胃酸を減らす薬、血圧の薬など、若い年齢の人でも服用する場合がある薬も口や喉が渇くといった症状が出てしまう可能性があります。

また、薬の種類によっても口や喉の渇きという症状が現れるタイミングは異なっており、長いものでは数年が経過してから症状が出る薬もありますので、症状と薬の関連性を疑うのが難しい場合があります。

更年期による口や喉の渇きの対処法

更年期による口や喉の渇きを感じた場合、自分で改善を試みるためにも、または医療機関に相談する場合にもある程度の対処法を理解しておくことで早い段階でセルフケアができると思います。

医療機関による治療の場合でも安心感が違うと思います。

それを踏まえまして、ここからは更年期による口や喉の渇きの対処法を紹介していきます。

適切な水分補給

喉の渇きを感じた場合、こまめに水分補給することが簡単に行える対処法となっています。

この時に注意することは、カフェインが含まれているコーヒーや紅茶、緑茶、コーラや、カリウムが多く含まれている牛乳やビール、赤ワイン、トマトジュースなどは、他の飲み物に比べて利尿作用が強いので水分補給には適していません。

そのため、こまめに水分補給する場合はミネラルウォーターなど水分をしっかり補給できる飲み物にし、冷たいものばかりでは体を冷やしてしまいますので、温かい飲み物も取り入れることをおすすめします。

医療機関での治療やサプリメントでの改善

更年期の代表的な症状であるホルモンバランスの乱れは、口や喉の渇きにも関わってきますので、ホルモンの乱れを正常化することによって対処することもできます。

その対処法の一つとして挙げられるのがホルモン補充療法となっており、口や喉の渇きに関連性がある減少してしまったエストロゲンを補充する療法による対処法です。

他にはサプリメントを摂食することによってホルモンバランスの正常化を目指すのが一つの対処法となっており、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの減少に対し、エストロゲンと似た働きのあるエクオールという成分がキーポイントになっています。

このエクオールとは、大豆イソフラボンが腸内細菌と出会うことで生まれる物質となっており、エクオールを1日に10mgの摂食で更年期の症状に対する高い有用性があるとされています。

また、これらの対処法で改善が見られない場合は、漢方薬や抗うつ剤などによるアプローチもありますので、医療機関に相談してみてください。

口の周りの筋力アップ

50代以降の女性に多くみられるのですが、加齢などによる噛むための筋力が低下しがちな傾向にあります。

この噛む筋力の低下も体内の分泌腺の機能が低下し、それによって唾液の分泌量が減少することで口や喉の渇きに繋がってしまいます。

そのため、対処法としては地道な作業ではあるのですが、口の周りの筋力をアップさせることによって噛む筋力も改善し、筋肉の力を借りて唾液腺から唾液を分泌して口や喉の渇きを防ぐことができます。

更年期による口や喉の渇きについてのまとめ

更年期による体調の変化は女性なら誰もが経験することだと思いますし、人によって現れる症状も異なってきますので、早めの備えが大切なポイントの一つとなっています。

この記事では、その中でも更年期による口や喉の渇きをメインに紹介してきましたが、若い年代でも現れやすい症状の一つだと思います。

そのため、より早い段階で気にする機会がありますので、症状や原因、対処法などを更年期より前に理解して予防の第一歩にしてみてください。