更年期障害で悩んだらサプリメントでケア!どんなタイプがあるのかを解説

サプリメントにはさまざまな体調サポート成分が含まれており、栄養摂取という観点から気軽に不調の改善を試みることができるのが魅力になります。

辛い症状に悩まされる更年期障害のケアにも注目される対策方法です。

知っておきたい医薬品とサプリメントが異なる点

更年期障害の対策として、多くのかたが検討するのが医薬品やサプリメントの摂取です。

しかし、利用にあたっては目的や得られる効果が異なるこれらの違いをしっかりと理解しておく必要があります。

治療のために使われる医薬品

まず、医薬品というのは病気を治療する目的で使用されるものです。
ただし、効果が強く得られる分、副作用を伴ってしまう可能性を考慮しなければなりません。

患部に対して特定の作用を期待でき、症状を抑える働きに即効性があるというのが特徴、摂取することで得られる効果や効能を明記することが可能です。

大きく分けると、次の3つに分類することができます。

  • 医療用医薬品
  • 要指導医薬品
  • 一般用医薬品

医療用医薬品は医師の処方が必要で、診察を受けた上で患者の症状や体質に合ったものを調剤、要指導医薬品も同様に、薬剤師に副作用のリスク説明などを受けた上で購入しなければなりません。

一般用医薬品はさらに第1類から第3類に分けられ、第1類に関してはこちらも薬剤師のアドバイスが必要になります。

第2類は、薬剤師か登録販売者が薬の情報提供に努めること、第3類は特に説明が不要ですが、いずれでも医薬品である以上、リスクを承知の上で服用していくことが大切です。

食品扱いになるサプリメント

サプリメントはあくまでも栄養を補助するための健康食品という扱いであり、医薬品と違って病気を治すために利用するものではなく、薬のように効果や効能を記載することができません。

摂取を続けることで徐々に栄養を吸収させていき、血行不良や冷え、ホルモンバランスの崩れなど、正常に働かなくなってしまった身体の機能を整えていくサポートを行います。

あくまでも病気を予防したり、健康をサポートするために食事だけでは不足しがちな栄養を補うために利用するものです。

しかし、一般小売店で気軽に手に入れることができる上、1日の用量さえ守って摂り入れていけば、副作用の心配をせずに安全に継続利用できます。

更年期障害の症状緩和においてのサプリメントの利用は、強い改善効果こそ期待できないものの、医薬品よりも安価で少ないリスクで長期的なケアを続けていけるという点が大きなメリットです。

更年期対策に利用されるサプリの主な成分

一口に更年期障害といっても人によってその症状の表れかたはさまざまで、更年期サプリメントの利用も、それぞれの症状の緩和を期待できるものを選んで利用することが大切になります。

中でも欠かせないのが、加齢に伴い分泌量が減ってしまった女性ホルモン、エストロゲンに代わってその働きをサポートするための成分で、高い効果を示すとされるのが大豆イソフラボンとエクオールです。

また、女性の美をサポートすることで知られているプラセンタ、身体が感じるさまざまなストレスを緩和できるサポニンなどに注目が集まっています。

長年利用されてきた大豆イソフラボンとエクオールの関係

更年期障害の症状緩和のために多くのサプリメントに配合されている大豆イソフラボンは、年々女性の身体の中で減少し、その働きを弱めていくエストロゲンに近い効果を得られるとされています。

ホルモンバランスの改善だけではなく血行促進、骨代謝の促進、抗酸化作用などさまざまな働きをする上、その名が示す通りに大豆製品に含まれている植物由来の栄養で、安全に摂取していくことが可能です。

また、この大豆イソフラボンが腸の中でエクオールという代謝物質に変換されることによって、より高い効果を得られることがわかりました。

このエクオールこそ、まさに女性ホルモンに代わってその働きを期待できる成分ですが、ただし、代謝のために必要なエクオール産生菌を保有しているかには個人差があるというのが問題です。

日本人はその食習慣から比較的日常的に大豆イソフラボンを摂取してきているにもかかわらず、エストロゲンサポートの効率を欠いているかたが多いのはこのためだとされています。

そこで身体の中でエクオールを作れない体質のかたでも直接補うことができるのが、更年期サプリメントです。

1日に10mgを目安に摂取することで不調を改善する効果が認められていますので、大豆イソフラボンではいまいち効果を実感できなかったかたへの利用がすすめられています。

身体のバランスを整えられるプラセンタ

プラセンタは哺乳類の胎盤から抽出をされたエキスでヒト、馬、豚などの種類がありますが、市販されているもののほとんどが馬や豚由来のものです。

赤ちゃんを育てる胎盤にあるプラセンタの中には細胞成長因子という成分が存在し、年齢を重ねて損なわれてしまった細胞を修復、幹細胞の増殖によって身体を正常な状態へと整えていきます。

血行を促進して基礎体温を上昇、それに伴い肩こりや腰の痛みを緩和、免疫力の向上、だるさや無気力感といった継続しやすい不調にも改善効果があるという研究結果が出ている成分です。

さらに、女性には嬉しいシミやシワの改善、保湿、髪の毛のツヤを出すといった美容効果が高いことでも知られています。

更年期になって鬱々としていると、外見に気を遣う気力もなくなってしまいがちですが、気持ちに余裕が出せる上に美肌効果も得られることから、進んで摂取していきたい栄養の1つになります。

乱れがちな自律神経を整えるサポニン

サポニンは主にマメ科の植物の根に含まれている成分で、コーヒーや抹茶を飲むことで感じるように、独特の苦味があるのが特徴です。

更年期障害の症状に対しては、ナチュラルキラー細胞の活性化による免疫力アップ、血流改善、中年以降に衰えがちな肝機能の向上の改善などが挙げられますが、特に注目されるのは自律神経を整える働きになります。

ホットフラッシュや大量の汗、動悸、イラつきや落ち着きのなさなどの精神的不調に至るまで、その原因は自律神経の乱れによるものが大きく、交感神経と副交感神経のバランス整えてストレスを抑えるのに効果的です。

不眠に悩まされているかたの安眠導入にも役立ち、質のいい睡眠を得ることで体調を整えて精神的な安定をもたらし、更年期の症状を和らげていくことができます。

他にも覚えておきたい更年期サプリメントお馴染みの成分

この他にも、更年期のさまざまな症状に対して改善効果を得られる成分が豊富です。

それぞれの特徴を把握しておき、自身が気になっている症状と照らし合わせて利用していくことをおすすめします。

貧血予防には鉄分

健康維持に不可欠なミネラル成分の1つ、血液中に含まれている鉄分は酸素運搬に欠かすことができません。

不足することで貧血を起こしやすくなりますので、特に血中量が少ない女性は十分な量を確保しておく必要があります。

心身の働きを整える亜鉛

鉄と同じくミネラル成分の1つで、魚介類などに多く含まれています。

不足をすると味覚異常を起こすことでも知られていますが、更年期サプリとして期待できるのはホルモン合成や分泌の促進、精神安定などに役立つ点です。

身体の中で作れないため、食事やサプリメントからの摂取が必要になります。

むくみ解消に効果的なカリウム

細胞内液にあり、ナトリウムとのバランスを図りながら血圧調整、水分量の調整を行う、主にバナナやメロンといった果実類に含まれる成分です。

摂取することで血圧を下げたり、血行不良や代謝不良で起こしやすいむくみの改善に効果を発揮します。

骨粗しょう症予防にはカルシウム

乳製品や小魚、海藻類などから気軽に摂れるカルシウムは中年期以降脆くなりやすい骨や歯の健康維持だけではなく、血中に十分な量を満たしておくこと情緒を安定する効果を得られます。

高血圧防止に摂取したいマグネシウム

カルシウムと同様に骨や歯の形成に欠かせませんが、他にも動脈拡張作用によって高血圧を予防できることがわかっています。

不整脈や心疾患予防にも役立つ、穀物やナッツ類から比較的摂取しやすい成分です。

年齢に負けない身体作りをするビタミンE

脂溶性ビタミンの1種で、高い抗酸化作用があることが知られています。

身体の老化を妨げる他、血液循環をスムーズにしホルモンバランスを整えるなど、更年期のかたにとって嬉しい効果が満載です。

倦怠感を緩和するビタミンB群

水溶性ビタミンの1種で、特に疲労回復効果や自律神経の働きの正常化など、身体を穏やかな状態に整える働きを期待できます。

野菜や果物、赤み肉などから摂れる栄養ですが、8種類をまとめて摂取しやすいのでサプリメントによる補助がおすすめです。

衰えがちなスタミナアップにアミノ酸

必須アミノ酸と非必須アミノ酸の2種類があり、それぞれ疲労回復、持久力や免疫力のアップなど、健康な身体作りの基礎に欠かせない成分です。

神経症状の緩和にローヤルゼリー

若い働き蜂が花の蜜や花粉を食べて分泌する成分で、女王蜂に捧げるための栄養の宝庫です。

ホルモンバランスを整えるだけではなく更年期においては特にうつ症状、物忘れといった神経症状に効果的であるとされています。

更年期サプリメントでケアをする利点と注意点

更年期サプリメントは健康状態を向上させるために役立つ栄養補給をするという観点から、安全に利用し続けられるという点がメリットになります。

医薬品とは違い、元々体内に存在していたり自然由来のものが主成分となっていますので、食品のように体質的な相性こそあるものの、利用方法さえ守っていれば副作用のリスクがほとんどありません。

高い改善効果を期待できるものの、身体への負担が心配な医療機関でのホルモン治療に比べればハードルが下がり、気軽に始められます。

もちろん食生活に気をつけたり、身体を動かすことによって症状を改善させていく努力も必要ですが、食生活だけで不足しがちな栄養を簡単に摂り入れられ、運動が苦手なかたでも対策を習慣化しやすいのがメリットです。

ただしサプリメントには即効性がなく、効果を実感するまでには1ヶ月から3ヶ月程度様子見する必要があるため、根気よく摂取を続けていかなければなりません。

またサプリメントによって配合されている成分バランスが異なるからこそ、それぞれの更年期障害の症状に合ったものを利用しなければ、効果を実感しにくいという欠点があります。

せっかくの更年期サプリメントを無駄にしないためにも自身の症状を正確に把握し、適した製品を探す必要がある点に気をつけてください。

悩む前にまずは始めてみるのがおすすめ

更年期の辛い症状を年齢によるものだと諦め、何の対策もせずもただ我慢し続けるのは得策とはいえません。

病院での治療に躊躇してしまうというかたでも、市販されていて手に入れやすい更年期サプリメントであれば、今からでもすぐに改善を試みることが可能になります。

長いお付き合いになる更年期障害と上手くやっていくためにも、まずは気負わずに始められるサプリメントを利用してみるのがおすすめです。